木部

[ 樹種 ]

UD/NDの木部に使われている木はオーク材です。

 

オーク材の特徴は、硬く、耐久性にすぐれ、亀裂が生じにくいので高級家具や洋酒の酒樽に使用されています。オーク独自の繊維構造から切断方向によって、力強い精悍な木目と穏やかで優しい木目が現れる。虎斑(トラフ)と言うオーク特有の木目が出る場合もあり、表情豊かな材といえます。ゆっくりと成長する広葉樹のため、家具材料となるまで150年もかかる貴重な木です。どんぐりの木がオークです。


[ 無垢材 ] 

 

一本の原木から切り出した木材のこと。天然木本来の質感や風合いに魅力があります。無垢材は「木」そのものであるため、ずっと呼吸を続けています。天然木の一番の特徴でもある調湿作用によって湿度や乾燥に反応し、年月と共にわずかながらに伸縮したり、湾曲したり、置かれている環境によって経年変化をしていきます。色味も深くなり、キズや汚れなども家具とともに過ごした味わいとなっていきます。


[ 突板 ]

 

木目を美しく活かして無垢材をスライスした薄い板が突板です。これを合板やMDFに貼り、テーブル天板や箱もの家具に使うのが突板です。最近では、素材感を持ったプリント紙やフィルムでの仕上げも多くありますが、突板は天然木なので、無垢材と同様に、呼吸をしながら木の風合いを深めていきます。最良の木材は無垢材と思われがちですが、使う場所によっては反りや狂いが生じやすい無垢材よりも突板のほうが適しています。しかも、コストを抑え、木材をむだなく有効に活用することで環境にも優しい、というメリットもあります。

 

UD/NDで採用している突板の厚みは0.4~0.5mm。0.2mmほどの突板が多く使われている中で、2倍以上の厚みにこだわるのは、仕上がりの違いに差が出るからです。厚さ0.2mmだと、研磨したときに下地が透けたり、突板同士の接合部で面取りができません。厚い突板だと十分に研磨しても透けることはなく、角も無垢材のような木質感をだすことができます。


ウレタン塗装

ごく一般的な塗装で、多くの家具はウレタン塗装です。木の表面に塗膜を造り、表面に強度を持たせます。木材の表面を硬く覆って保護するため、傷や汚れが付きにくいのが特徴です。

 

 

[ オープン仕上げ ]

 

オープン仕上げとは、塗膜が薄くして木部の表面を完全に塞がない塗装方法です。

温かみや木の素材感を活かすため、水などがしみこむこともあります。

 

 

[ クローズ仕上げ ]

 

クローズ仕上げとは、塗膜が厚くして木部の表面を完全に塞ぐ塗装方法です。

木の触感を損ないますが、水などのしみこみを防ぎます。


ファブリック

[撥水加工ポリエステル]

 

ポリエステルに撥水加工を施しています。この加工によって、防カビ機能をそなえ、素材感を損なうことなく、いつまでも手触りの良さと色の美しさを保ち、快適にお使いいただけます。

[ポリエステル]

 

耐磨耗、耐久性に優れている、タフな素材です。ハリ、コシがある為、シワの回復力がよく、油類、カビ、虫、細菌などに影響されず、耐薬品性があります。吸湿性が低いので乾きやすく、素材のメンテナンスも簡単です。

静電気を帯びやすい性質があります。

毛玉が出来やすいので引きちぎる事なく、はさみでカットしてメンテナンスしてください。

スーツやブラウス、ブラックフォーマルなどに使われている素材です。


合成皮革

 

PVC(塩化ビニル樹脂)を使用しています。「革の代用品」として人工的につくられた素材で、革のような外観の演出ができる上、安価で、水を弾く為、汚れがつきにくく、メンテナンスも容易です。